栗鼠

台風が通過した翌々日。通勤電車の中で漱石の「昔」を読みました。スコットランドの雄大な風景が、目に浮かぶような小品。作中に栗鼠が現れます。仕事先の正面玄関までの小路に、木の実が一つ落ちていました。行き過ぎようと思いましたが、引き返して拾い上げ、改めて玄関に向かうと、すぐにもう一つ。その先でまた一つ。その後には、いくつもいくつも。三つでやめておきました。