「傍に五十余りの婆さんが立って、梧桐の先を見ていた。」【出典】夏目漱石『文鳥・夢十夜』、新潮文庫、平成26年83刷(青の朗読会2018・昼の部作品3)大切な人に会いに行くような気持ちで、読んでいます。読む度に心が揺れてしまうのですが、その揺れが無くなって、平気で読めるようになってしまっては、大切な人を二度失うように思います。だから、揺れる心をこれからも大事にしたい。青の朗読会・昼の部の最後に読みます。