老女の絵

早めの昼食は、待望Fish & Chipsをイートイン。かつて、二日とおかずに食べていた持ち帰りのF&Cは、包んだ新聞紙に油が滲んでいました。が、間もなく出てきたポテトも魚もギトギト感はありません。なんか違う。今や英国人も健康志向か。しかもテーブルでの清算は、誰もがマネーカードで、現金は私くらいなもの。なんか違う。店を後に、ナショナル・ギャラリーへ。入場料は無料、写真撮影もOK。日本にもいつか、こんな美術館が出来るといいですね。写真は、老いた侯爵夫人が若さを再現しようとする姿の滑稽さを描いた、マサイスの風刺画。1513年頃の作品です。こんなおばあちゃん、今なら、むしろ賞賛されそうなのに。自分が老女と呼ばれる頃、老い方に難癖つけられるような世の中じゃありませんように。