ウェストエンド

昨夜は、ロンドンで過ごす最後の夜。ミュージカル「Everybody's talking about Jamie」を観劇しました。ドラッグクイーンになる夢を実現させた高校生の実話に基づく作品です。多くの偏見の中で、母親と医師を目指す優等生の女生徒だけが彼の夢を理解し、応援します。繊細なテーマが、キレのあるダンスと歌とユーモアで描かれ、観客に問いかけられます。客席には、あちらこちらに女性同士や男性同士のカップル。私の隣は、70代ぐらいの4,5人の男性グループ。小学生ぐらいの子どももいました。幅広い客層で、満席。作品を選ばないお客さん、お客さんを選ばない作品。お互いを縛らない自由な関係が、創る人と観る人の土壌を豊かに、質を高めているよう。刺激になりました、ウェストエンド。朗読でもそんなことができるといいな。今日はロンドン最終日。荷物をホテルに預けて、大英博物館へ。徒歩15分で到着です。