浮世絵

渋谷の松濤美術館で開催中の「女・おんな・オンナから浮世絵に見る女のくらし」展に行ってきました。たくさんの作品の中で目が留まったのは、シジミ売りの女と芸者と武家の娘を描いた一枚。足袋をはいている裕福な武家の娘たちよりも、裸足のシジミ売りや芸者にイキイキしたものを感じました。きちんとした身なりの娘たちの視線は、艶やかな着物を色っぽく着こなす芸者に注がれています。自分たちには許されない、自由奔放な着こなしへの憧れなのかな。身分や立場が、身にまとうもので一目瞭然の江戸時代。どの立場でも、それぞれに生きづらそうな世の中なのに、ポジティブに映るのは浮世絵だけの世界観?フェイクニュース?会場には、R18指定の春画コーナーもありました。超リアル。