危機一髪

葉っぱばかりですが、シクラメンです。4年前、朗読の御礼にと主催者さんから頂戴したもの。当時は10センチぐらいのポットに、花と葉がバランスよく収まっていました。大した世話もしないのに、すくすく成長。昨年などは一年中花を咲かせてくれました。無理が祟ったか、年明け頃から葉が萎れてしまった。暖かくなった五月の連休に土を入れ替え、様子を見ていましたが一向に効果無し。知り合いの植木屋さんに解決策を問うと、観葉用は専門外だけど試しに外に出して自然環境に慣らすと元気になるかも、というアドバイス。なるほど、と思って、縁側に置いてみたところ、僅かながら残っていた緑の葉っぱもすっかり枯れ、無残な姿に。ほとんどトドメをさしてしまったような仕打ち。外置きは失敗でした。即処分も哀れで、茶色の葉っぱをそのままに、再び室内へ。そんなところへ、先月新たなシクラメンを譲り受けました。譲り元でも陽当たりの良いところに置かれていましたが、我が家に来てからたちまち一回り大きくなりました。ふと見ると、その横でほとんど仮死状態だった先代シクラメンに新芽が。余計なエネルギーを使わせないよう枯れた葉っぱをキレイに取り除くと、日ごとに芽が伸びて、久しぶりに緑の葉を披露してくれました。このシクラメン、花の色はピンク、花言葉は希望です。通りで。